WRC-X5400GS-Bの注目スペック
- Wi-Fi6対応
- トリプルコアCPU
- セキュリティーWi-Fi機能搭載
WRC-X5400GS-Bは,現時点(2021/10/24)でエレコムから発売されているルーターとしては,最高通信速度(4,804Mbps)を誇る高性能なスペックのルーターです。
最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6に対応しており,通信速度も速く,同時接続も安定しやすくなります。
その理由として,Wi-Fi6の4つの技術(OFDMA・1024QAM・1024QAM・TWT)が挙げられます。
「OFDMA」という機能により,1通信で複数台に通信ができ,同時接続時の安定性が高くなっています。
「1024QAM」という技術では,1通信で多くのデータを送ることが出来るようになっています。
「MU-MIMO」は,Wi-Fi5でもありましたが,同時通信ができるため,同時接続時の安定性向上につながります。
WRC-X5400GSでは,最大4台と同時通信・処理が可能です。
「TWT」は,スマホなどの端末の消費電力を節約することが出来る機能になっています。
このようにWi-Fi6対応により,速度向上と同時接続時の安定性向上が行われています。
2点目の注目スペックは,トリプルコアCPUを搭載していることです。
CPUというのは,いわばルーターの頭脳のことですが,これが,トリプル(3つ)のトリプルCPUというものを搭載しているため,様々な処理を同時に行うことができます。
その結果,ルーターの処理待ちの時間が少なくなり,高速通信につながっていきます。
3点目の注目スペックは,セキュリティーWi-Fi機能が搭載されていることです。
このセキュリティーWi-Fi機能とはなんでしょうか。
これは,パソコンやスマホなどの端末間の通信をブロックする機能です。
例えば,端末間の通信が可能な場合に,どれか一つの端末にウイルスが入ってしまうとその端末が悪用され,他の端末にも悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし,端末間の通信が出来なければ,どれか一つの端末にウイルスが入っても他の端末への影響はありません。
そういったセキュリティー面を考えれば,端末間の通信が出来ない方が安全といえます。
でも,自宅内には,プライベートのパソコンやスマホなど端末間の通信を行いたいものと,仕事用のパソコンなどの端末間の通信を行わずセキュリティー面を優先したい端末があることも多いでしょう。
そのような場合に,端末間で通信出来る機器と通信出来ないようにする機器を分けれれば便利です。
その端末間の通信を設定できる,セキュリティーWi-Fi機能(通信分断機能)がこのWRC-X5400GSには搭載されているのです。
WRC-X5400GS-Bの発売日や価格(2021/10/24時点)
WRC-X5400GS-Bの発売日は,公式サイトでは,10月下旬となっていますが,アマゾンでは,10月27日が最短のお届け日になっています。
ヨドバシ.comでは,販売開始日が10月24日となっているので,おそらく10月24日あたりが発売日でしょう。
現時点で,すでに各サイトで予約受付/販売が行われています。
最安値は,アマゾンの「14,800円」です。
その他サイトは,16,280円で販売されているので,買うならアマゾン一択といえるでしょう!
WRC-X5400GS-BとWSR-5400AX6Sの比較
では,性能が非常によく似たBUFFALO製のWSR-5400AX6Sと比較してみましょう。
WRC-X5400GS-B | WSR-5400AX6S | |
最大伝送速度 | 4,804Mbps | 4,803Mbps |
Wi-Fi6対応 | 5GHz・2.4GHzとも | 5GHz・2.4GHzとも |
WAN LANポート | 1Gbps | 1Gbps |
CPU | 1.5GHz トリプルコアCPU | 1.5GHz トリプルコアCPU |
通信分断機能 | あり | なし |
EasyMesh | 非対応 | 対応 |
最安価格(2021/10/24) | 14,800円 | 14,174円 |
いかがでしょうか?
見てもらえるとわかる通り,正直スペックはほぼ同じです。
違いといえば,注目スペックのところに記載したセキュリティーWi-Fi機能の通信分断機能でしょう。
また,BUFFALOのWSR-5400AX6Sには,EasyMeshに対応していることが大きな違いといえます。
EasyMeshについては,下記の記事で詳しく説明しているので,ご参照ください。
最近よく聞くEasyMeshってなに?プロバイダーの中の人が解説!
また,価格は少しですが,BUFFALOのWSR-5400AX6Sの方が安いですね!
WRC-X5400GS-Bがおすすめな人
まとめとして,WRC-X5400GS-Bがおすすめな人は下記の通りです。
- 通信分断機能を利用したい人
- エレコム製を好む人
- 部屋や家が広くない人
現時点では,コスパ的には,BUFFALOのWSR-5400AX6Sの方が良いでしょう。
また,WSR-5400AX6Sは,EasyMeshに対応しているので,将来的にメッシュ環境を構築する場合でもWSR-5400AX6Sを利用できます。
しかし,WRC-X5400GS-Bの場合は,メッシュ環境を構築しようとするとWRC-X5400GS-B自体を買い替える必要があります。
上記の理由から,WSR-5400AX6Sの方がおすすめです。
しかし,通信分断機能を利用したい人や,部屋や家が広くない人で今後メッシュ環境を構築することがない人であれば,WRC-X5400GS-Bでも全く問題ないです。
大きく値段は変わりないので,最後は好みといえるかもしれません。
では,WRC-X5400GS-Bについて徹底比較してみました。
ぜひこの記事がWRC-X5400GS-Bを検討中の方のお役に立てば嬉しいです。
WSR-5400AX6Sの設定の記事も下記に書いていますので,よければ見てください!
WSR-5400AX6Sの初期設定方法を画像付きで徹底解説!
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